Treatment

治療について

根治手術(結紮切除術)について

結紮切除術は、内痔核に対する最も確実で根治的な手術法です。 痔核根治手術の主流であり、痔核のあるところだけを確実に切除することで、しっかりした手術をすれば再発することはありません。港北肛門クリニックでは、20年以上の豊富な経験と高度な専門性を活かし、患者様一人ひとりの状況に最適な手術を提供いたします。

手術の適応(対象となる方)

結紮切除術は、主に以下のような内痔核の患者様に適用されます。

  • III度・IV度の内痔核(指で押し戻す必要がある、または戻らない)
  • 便器が真っ赤になるほどの出血が続く場合
  • 痔核が大きく、日常生活に支障をきたしている場合
  • 再発したり、他の治療法(ジオン注射など)で治らない場合

手術の詳細手順

術前準備と麻酔

原則的には入院治療の場合は腰椎麻酔で行います。 手術時間は30分前後です。1箇所のみの内痔核で、軽いものであれば日帰り手術(1日入院)も可能で、この場合は仙骨硬膜外麻酔という尾てい骨のところに打つ麻酔を用います。

手術手順

まずは痔核を確認し、痔核の大きさ、個数などをチェックします。基本的には大きい順に切除を行います。痔核は主痔核が3か所に発生することが多く、それ以外に副痔核を認めることもあります。再発させないためにもしっかり切除しますが、必要以上に切除することは肛門の変形にもつながりいいことではありません。
過不足なく切除し、再発のないきれいな肛門にするためにはしっかりしたデザインをすることが大変重要になります。

切除する痔核(部位)の肛門の縁から1-2cm離して皮膚切開し、皮膚を剥離していきます。その剥離を進め、痔核組織(静脈瘤)を露出しながら、内括約筋から剥離します。痔核上縁までしっかり剥離して、奥を糸で縛り(血管を含んだ組織を縛って止血する)、剥離した痔核を切除します。縛って切り取るので結紮切除術と言われます。
切り取った後の創は止血もかねて縫合しますが、完全には縫い合わせません(便で汚染されるので縫合してもくっつかないことが多く、悪くすると化膿することもあるため)。
※縫い合わせない開放術式と半分縫う半閉鎖術式がありますが、ケース・バイ・ケースで行います。

入院期間と術後経過

術後は、痛みを抑え、排便し、出血しないかをみていきます。そのためには、安静(臥床が望ましい)にし、鎮痛剤を用います。食事も水分もしっかりとって、あるいは下剤も用いながら排便を促していきます。出血してもほとんど自然に止血しますが、自然に止血せず手術に至るのは1%くらいのリスクがあります。
通常の場合、7-10日間(最低術後1週間の入院をお勧めします)の入院が必要です。

術後の回復プロセス

  • 手術翌日から: 普通食を食べていただき、排便をしながら治していきます。必要なら下剤も使います
  • 痛みの管理: 術後の痛みには消炎鎮痛剤を用いますが、十分に効果は得られます
  • 出血への注意: 術後3週間は出血に注意が必要です
  • 経過観察: 100人に1人位の割合で血が止まらず、再度腰椎麻酔して止血を行う事があります

港北肛門クリニックの入院設備

当クリニックには19床の入院設備があり、清潔で快適な入院病室(個室・多床室)、24時間体制の看護ケア、無料WiFi完備など、安心して入院いただける環境を整えています。

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