Symptoms
症状について
肛門の痛み(肛門痛)
肛門の痛み(肛門痛)は、その原因によって痛みの現れ方が異なります。以下の症状に心当たりがないかチェックしてみてください。
- 排便時に肛門の出口付近に鋭い痛みを感じ、少量の出血を伴う
- 排便後もしばらくズキズキとした痛みが続く
- ある日突然、肛門の周りに硬いしこりができ、激しい痛みが持続する
- 排便とは関係なく、肛門の奥が常に強く痛む
- 肛門の激しい痛みとともに、発熱(37.5℃以上など)や強い腫れがある
- 排便時に痛みを伴ういきみ(しぶり)や残便感がある
この症状が考えられる主な疾患
港北肛門クリニックでは、大腸肛門科と大腸内科の専門的な視点から、肛門痛の原因を多角的に診断します。肛門痛は単なる痔で片付けられず、直腸や大腸の病変が関連していることが多いため、総合的なアプローチが不可欠です。肛門痛の原因として主に以下の病気が考えられます。
- 痔核(いぼ痔):血栓性外痔核は、痛みを伴うことが多く、中に血栓ができ、痛みを伴います。内痔核は通常痛みを伴いませんが、脱出をするようになると痛みを伴うようになります。内痔核が大きく外に脱出し締め付けられる嵌頓痔核(かんとんじかく)となった場合、激しい痛みを伴う緊急処置が必要になります。
- 裂肛(きれ痔):硬い便の通過や慢性的な下痢による刺激が原因で、肛門の出口付近の皮膚が切れる疾患です。排便時に鋭い痛みを伴うのが特徴で、慢性化すると炎症や潰瘍ができ、肛門ポリープや見張りいぼを形成し、肛門が狭くなるリスクがあります。
- 痔瘻と肛門周囲膿瘍:肛門周囲膿瘍は、肛門の中から細菌が入り込み肛門の周りに炎症が強く起きて膿んだ状態が肛門周囲膿瘍で、炎症が比較的落ち着いて肛門の中と外がトンネルでつながっている状態が痔瘻(あな痔)です。
- 肛門ポリープ:炎症や潰瘍が原因でポリープができ、排便時の摩擦や刺激によって痛みが生じることがあります。
- 直腸炎:肛門のすぐ上にある直腸の粘膜に炎症が生じることで、肛門の奥に不快な痛み、排便時のしぶりや残便感が現れることがあります。
- 直腸がん・肛門管がん・痔瘻がん:進行した直腸がんや肛門管がんなど、直腸・大腸の病変が関連痛や違和感として肛門周囲の痛みを引き起こしていることもあります。